大谷グラブにも最適! キャッチボール専用球と「紙鉄砲」を寄贈 ボール投げ指導のNPO、桶川の7小学校に

キャッチボール専用球を寄贈したNPO法人「熱いぞ熊谷からの野球教室」(左から)茂木さん、枻川さん、小野市長、岩田教育長(桶川市提供)

 NPO法人「熱いぞ熊谷からの野球教室」(埼玉県本庄市・長濱茂雄会長、会員240人)は、桶川市内の7小学校に安全性、安心感を重視したキャッチボール専用球を寄贈した。

 1日に行われた贈呈式には、同教室の県統括専務理事を務める枻川一男さんと名誉講師茂木春夫さんが出席。1校当たり半ダース(6球)の専用球が手渡され、小野克典市長、岩田泉教育長から感謝状が贈られた。

 同法人は、保育園、幼稚園の年長園児を対象とした「お遊びボール投げ教室」の訪問授業を開催。年間を通して延べ1万3千人以上の子供たちを指導している。桶川市内では、枻川さんが日出谷保育所、坂田保育所でボール投げを教えているほか、放課後子供教室(あいあい教室)でも指導していることから今回の寄贈につながった。寄贈されたボールは、今年1月に米大リーグドジャースの大谷翔平選手から各学校へ配られたグローブに最適な球として選定された。

 枻川さんは「子供の体力測定のうち、ボール投げの数値が低いことを懸念してボール投げ教室を開催している。紙鉄砲を鳴らす動作がボール投げにも適している」と話し、デイサービスに通うお年寄りが広告で手作りした紙鉄砲も各校100枚ずつ用意した。「お年寄りの無償の愛が込められたボール投げを上達させる練習グッズ」と紹介した手紙も添え、子供たちに配布するという。

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