人気の「オブセ牛乳」がヨーグルトに 「フルーツに合います」 牛乳の消費促し酪農家を支援 フードロス削減も意識 15日から販売

「オブセ牛乳」が新たにヨーグルトを発売

人気の牛乳を使ったヨーグルトです。長野県小布施町の「オブセ牛乳」が15日から新たにヨーグルトを販売します。減少する酪農家の支援や、フードロス削減への思いを込めています。

「オブセ牛乳」が新たにヨーグルトを発売

14日、長野県庁でお披露目された「オブセヨーグルト」。

手がけたのは、1950年(昭和25年)創業の小布施町の「オブセ牛乳」です。「80℃で15分間」のこだわりの殺菌方法で、コクと甘味のある味わいが人気です。

そのオブセ牛乳を100%使用したのが「オブセヨーグルト」。県の商品開発実践プログラムで、5年の歳月をかけて完成しました。

オブセ牛乳

オブセ牛乳・西岡幸宏社長:
「オブセ牛乳は、これまで牛乳しか作ってこなかった。牛乳は昔に比べると利益が少なくなり、会社を続けていくためにも、時代に合ったものを作らなければならない」

開発の背景にあるのは、高齢化や後継者不足による酪農家の減少です。

オブセ牛乳も酪農家から生乳を仕入れており、安定した生乳の確保は課題となっています。

そこで、牛乳以外の新たな商品を開発し、消費を促すことで、酪農家を支援しようという狙いです。

オブセ牛乳・西岡幸宏社長:
「酪農家あってのオブセ牛乳なので大事にしたい。皆さんにたくさん消費してほしい」

「オブセ牛乳」が新たにヨーグルトを発売

さらに、牛乳は消費期限が6日間ですが、ヨーグルトにすることで3週間ほどに延ばすことができ、フードロス削減も意識しています。

気になるお味は…

(アナウンサー)
「牛乳本来のコクと甘みをしっかり感じます。牛乳のおいしさをダイレクトに感じられるヨーグルトです。とろりとした食感で口当たりも滑らか、ぜいたく感を感じます」

オブセ牛乳・西岡幸宏社長(右)

オブセ牛乳・西岡幸宏社長:
「オブセ牛乳の味わいそのままにフルーツにも合います。朝の時間帯にゆっくり家族で食卓を囲みながら、会話しながら食べてほしい」

「オブセヨーグルト」は15日から、小布施町の道の駅や銀座NAGANO、オンラインストアなどで販売されます。

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