映画『コナン』シリーズ最高ヒットへ…東宝メモリアル動画で「好きな歴代作品」飛び交う

4月12日公開のアニメ映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』が興行収入128億円を突破。シリーズ歴代1位がいよいよ目前となった。

「ついに明かされる、“キッドの真実”──」とのキャッチコピーが躍る同作は、劇場版『名探偵コナン』シリーズの27作目。人気キャラクターである怪盗キッドと服部平次がキーパーソンとして登場する。

5月13日に興行通信社が発表した週末映画動員ランキングによれば、同作は10日~12日までの週末3日間で動員36万2,000人、興収5億3,400万円をあげ、5週連続で首位をキープ。

公開から31日間の累計成績は動員898万人で、興行収入は前述のとおり128億円を突破。シリーズ歴代首位は『黒鉄の魚影(サブマリン)』(2023)の138.8億円だが、これを上回る可能性は高そうだ。

また、1997年に始まった同シリーズは先月、累計観客動員数1億人を突破。配給する東宝の公式YouTubeチャンネルではメモリアルムービーが公開されており、江戸川コナン役の声優・高山みなみが「1億人突破? 突然の吉報に、一瞬固まってしまいました。真に国民的アニメの証をいただいたようで、本当に本当に感激です」とのコメントを寄せている。

さらに、この動画のコメント欄には、「全て映画館で観て子から親になりましたが、大人から子供まで愛される名探偵コナンは最高の名作です!」「どの作品も神でした。欲を言えば、また全作品映画館で再上映して欲しいです」などと“コナン愛”をつづるファンが殺到。

加えて「どれも好きだし最高だけど時計仕掛けの摩天楼~ベイカー街の亡霊までのセル画期コナンが1番好き」と“どの作品が好きか”を書き込む視聴者も目立ち、「わかる~。こだま(兼嗣)監督しか勝たんのよ」などと共感を呼ぶ一方で、「こだま監督の映画を持ち上げるために他の映画を下げるコナンファンの風潮は本当にやめてほしい」と異論も飛び交うなど、コアなファンによる意見が飛び交っているようだ。

そんな多くのファンに支持されている劇場版『名探偵コナン』シリーズだが、興行収入トップ10は以下の通り。『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』が記録を塗り替えるのか、注目したい。

劇場版『名探偵コナン』興行収入ランキング、トップ10

1位『黒鉄の魚影』(2023) 138.8億円
2位『ハロウィンの花嫁』(2022) 97.8億円
3位『紺青の拳』(2019)93.7億円
4位『ゼロの執行人』(2018) 91.8億円
5位『緋色の弾丸』(2021) 76.5億円
6位『から紅の恋歌』(2017) 68.9億円
7位『純黒の悪夢』(2016) 68.3億円
8位『業火の向日葵』(2015) 44.8億円
9位『異次元の狙撃手』(2014) 41.1億円
10位『絶海の探偵』(2013) 36.3億円

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