「県民の手に県政を取り戻したい その一心で戦っている」大村慎一氏(無新)災害対策に人一倍強い思い【静岡県知事選 候補者走る(1)】

5月26日投開票の知事選、候補者たちが静岡県内各地で熱戦を繰り広げています。SBSでは、候補者が選挙戦で何を訴えているのかを追いかけます。今回は、自民党推薦の大村慎一氏(60)です。

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この日、大村氏の姿は熱海市内にありました。土石流災害で大きな被害のあった伊豆山地区を視察し、被災者から直接話を聞きました。消防庁の防災部長や新型コロナの担当などを務め、防災の分野でキャリアを積んできた大村氏。その分、災害対策には人一倍強い思いを持っています。

<大村慎一候補(無新)>
「こういった災害があった場合に被災者のみなさまの声をちゃんと聞くというのは災害対策の基本だと思いますので(今後も)しっかりと伺ってまいりたい」

今回の選挙戦でも、防災の取り組みを重要政策に掲げています。

<大村慎一候補(無新)>
「伊豆半島について、防災特区としてまず整備をしていきたい。平時は観光に使う道路などを整備していく。平時は生活の道路が整備され有事には防災のためにしっかり整備していくということ」

大村さんにとって初めての選挙戦。「知名度ゼロ」からのスタートということもあり、1分1秒も無駄にはできません。この日は、お昼ご飯を食べながら地元の漁業関係者と意見交換です。1次産業が抱える課題を直接、ヒアリングしました。

<地元の漁業関係者>
「東大卒だからもっと難しい人かと思ったけど、結構気さくな方ですね」
「認知度なんて関係ないよ。要は人柄」

<大村慎一候補(無新)>
「素晴らしいこと言って頂けました」

限られた時間の中でSNSもフル活用、空中戦に力を注ぎます。娘の茉央さんにも手伝ってもらい、日々の出来事を投稿します。

<娘・茉央さん>
「すみません。今から何をしようとしているんですか」

<大村慎一候補(無新)>
「街頭演説に挑戦しようと思っています」

<娘・茉央さん>
「趣味は何ですか」

<大村慎一候補(無新)>
「アニメです」

<娘・茉央さん>
「大村慎一の親しみやすさだったり、面白いところを引き出せたらいいなって思っている」

<大村慎一候補(無新)>
「若い世代の方にも問題意識を持ってもらいたい。いろいろ話もしたいし、私の訴えも聞いて頂きたい」

大村氏が一貫して訴えているのは「県民主体の県政」です。

<大村慎一候補(無新)>
「対立と分断が渦巻き、物事が進まない、決められない。県民不在の県政から、県民の手に県政を取り戻したい。私はその一心でいま戦っている」

超短期決戦の知事選。大村市は豊富な行政経験を前面に出し、混乱する県政の立て直しを目指します。

◇静岡県知事選挙 立候補者(届け出順)
▼横山正文氏(56)=諸新、政治団体代表=
▼森大介氏(55)=共新、共産党県委員長=
▼鈴木康友氏(66)=無新、前浜松市長=
▼大村慎一氏(60)=無新、元静岡県副知事=
▼村上猛氏(73)=無新、自営業=
▼浜中都己氏(62)=無新、会社役員=

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