「ぶつかった後に事故に気付いた」小4女子 横断歩道を渡る最中にはねられたか 逮捕の運転手漫然と運転か【続報】

5月13日、浜松市で小学4年生の女の子がごみ収集車にはねられて死亡した事故で、女の子は横断歩道を渡っている最中にはねられたとみられることがわかりました。警察は当時、運転手が漫然と運転していた疑いがあるとみて調べを進めています。

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<浜松総局 野田栞里記者>
「事故から一夜経った現場です。女の子は横断歩道を渡ろうとしてはねられたとみられます」

現場付近にはチョークの跡が残されていました。

事故が起きたのは、13日午後3時20分ごろ。ごみ収集車にはねられたのは、近くに住む小学4年生の女の子(9)です。自転車ごと巻き込まれ、その場で死亡が確認されました。

<近くに住む人>
「家の戸を開けたら救急車がいる、パトカーがいる。小学生の子が…」

警察はごみ収集車を運転していた男(60)を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕しています。

<浜松総局 寺坂元貴記者>
「事故の起きた横断歩道ですが、障害物はなく見通しはいいです」

容疑者の男が所属する会社の説明によりますと、横断歩道を通行していた女の子が渡りきる直前に、容疑者の男の運転するごみ収集車が衝突したということです。

<浜松総局 野田栞里記者>
「会社の説明ではごみ収集車は40キロ程度で走行していて、スピードを落とさず女の子にぶつかっていて会社側は危険な運転だと認識しています」

当時、ごみ収集車はブレーキをかけることなく、事故を起こしたとみられています。取り調べに対し、容疑者の男は事故が起きる前の状況をうまく説明できず「ぶつかった後に事故に気付いた」と容疑を認めています。

運転手の前方不注意が原因とみられる痛ましい事故。警察は当時、容疑者の男が注意力が散漫な状態で運転していた可能性があるとみて、調べを進めています。

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