オーストラリアの高校に通う2年生の男子生徒3人が、女子生徒の「容姿」を評価したスプレッドシートを作成し、停学処分を受けた。
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男子生徒が通っていたのは、メルボルン郊外の私立高校。
ABC News Breakfast は5月6日、ネット上に問題となったスプレッドシートのスクリーンショットが流出し、問題行為が明るみになったと報じた。
スプレッドシートでは、同校の女子生徒が「嫁」「かわい子ちゃん」「フツー」「もの」「消えろ」「レイプの対象ですらない」と段階に分けられ、ランキング化されていた。
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マーク・メリー校長は、ABC News Breakfastの取材に応じ、深刻な問題だと述べた。
「女子生徒、自分のクラスメイトをそのような目で見ること、そして、このような残酷な行為をした生徒がいたことが信じられない」
「高校2年生の集会を開き、生徒に事情を説明する。また、被害を受けた女子生徒たちに対し、保護者向けの会議も開く予定だ」
メリー校長は騒動を受け、その後の学校の様子をこう話す。
「生徒の多くが、この事件に対して怒りや悲しみを抱いている。唯一の希望は、他の高校2年生の男子生徒が、女子生徒をサポートするために立ち上がっていることだ」
同校では、生徒の道徳心を養うために、「尊敬を持った人への振る舞い方」 についてのコースをすでに実施していたという。
「我が校でこのような事件が起きた。他の場所でも起きる可能性は大いにある」
停学処分を受けた男子生徒らについては、いつ何が起こったのか、時系列を明らかにしてから、退学処分にするか検討する方針だという。