【DeNA】2軍調整中のオースティン、満塁弾含む5打点 「いつでもいける」

逆方向への満塁本塁打を放った横浜DeNAのオースティン=横須賀

 横浜DeNAのタイラー・オースティン内野手(32)が14日、イースタン・リーグの日本ハム戦(横須賀)に「2番・一塁」で先発出場し、満塁本塁打を含む2安打5打点の大暴れ。右太もも裏の肉離れで、4月12日に出場選手登録から外れた助っ人の1軍復帰が間近に迫っている。

 二回無死満塁からのグランドスラムは、相手右腕・達の甘く入った直球を逆方向へ運んだもの。「パーフェクト。いいスイングができた」と自画自賛し、続く打席でも右越えの適時二塁打で状態の良さをアピールした。

 実戦復帰3試合目。ここ2戦も安打を放っていたが、いずれも引っ張る左翼方向への当たりだった。「なかなか逆方向に強い打球を打てなくて苦労していた。取り組んできたことが成果に表れて良かった」と、自身の調子のバロメーターになぞらえて自己分析した。

 青山道雄2軍監督は「現場としては、いけそうな感じはしている」と太鼓判を押し、1軍復帰については「リハビリに携わってきた人たちのOKが出てきてから」とした。15日の同日本ハム戦出場後に見極め、早ければ17日の中日戦(横浜)での昇格もありそうだ。

 「三浦監督に呼ばれたらいつでもいける準備はできている」とオースティン。筒香の加入で厚みを増す打線にどのような化学反応を起こすか。

© 株式会社神奈川新聞社