武田修宏氏 現役アスリートらと被災地・能登の高校訪問「スポーツの力でパワーと元気を与えたい」

能登高校で生徒と触れ合う武田修宏氏(左から2番目)

サッカー元日本代表FW武田修宏氏(56)が14日、能登半島地震の復興支援を目的とした日本サッカー協会(JFA)の「能登半島地震復興支援プロジェクト」で、石川県立能登高を訪問した。

武田氏は本プロジェクトの第1回で、元日本代表のFW永島昭浩氏、GK都築龍太氏、MF橋本英郎氏、MF石川直宏氏らとともに、保育園や小中学校でサッカーの指導を実施。第2回では、石川県金沢市出身の北京五輪ソフトボール女子金メダリストの坂井寛子氏と一緒に授業を行った。

今回は永島氏や坂井氏に加えて、プロテニスプレーヤーの笹原龍も参加した。この日は授業を2~7時間目の授業を担当し、200人近い生徒たちとサッカーの試合をするなど積極的に交流する時間を過ごした。

武田氏は「生徒のみなさんが校歌を歌ってくれて感動した。能登が誇りなんだなと改めて感じた」。また「行き帰りの道路もまだまだ工事中で、復興にはほど遠い」と被災地の実情を説明する。

そうした点を踏まえて「サッカーを普及する先生として、サッカーをキーワードにスポーツの力で被災地の子どもたちの未来に、パワーと元気を与えたい」と力強く語った。

15日にも小学校や幼稚園を訪問する予定となっており、サッカー界のレジェンドが被災地で精力的に復興支援の活動を続けている。

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