【スターダム】ワンダー王者・安納サオリ 壮麗亜美にピリピリムード「私もこんなもんじゃないから」

会見で壮麗亜美の挑発を受けた王者・安納サオリ

女子プロレス「スターダム」のワンダー王座戦(18日、横浜武道館)で激突する王者・安納サオリ(33)と、挑戦者の壮麗亜美(27)がピリピリムードだ。

14日に都内で行われた調印式で、壮麗は「(これまで)随分、余裕ぶっこいたコメントしてくれているじゃん。『壮麗亜美はまだまだこんなもんじゃない』って? 当たり前だろうが!」と怒りを爆発。12日後楽園大会の前哨戦では直接フォール勝ちを収めたものの、いまだ上から目線の王者に憤りを感じているようだ。

「私はいつものクールでかっこいい安納サオリじゃなくて、感情的でグチャグチャの安納サオリと戦いたいと思ってる。そのために(自分も)ひと皮もふた皮もむけないといけないのかなって思うので。ナメてかかってくんじゃねえぞ!」と気迫をみなぎらせた。

すでに感情的な挑戦者を横目に、王者はいつものように冷静だった。表情一つ変えずに「私のワンダーのベルトに対する今の思いは3つ。1つは自分のため。2つ目は、このベルトとともにしたいことがある。3つ目は約束。だから勝たんといけない」と淡々と口にした。

さらに「私が思う壮麗のイメージって、いろんなチャンスが巡ってきているけど、惜しいところでいつも終わっている感じ。私は壮麗の胸の内にある沸々とした情熱ってもんがもっとあると思う。それが見当違いなのか、18日にわかるんじゃないでしょうか」と不敵に口にするや「こんなもんじゃないって? じゃあ楽しみにしてる。でもさあ、私もこんなもんじゃないから」。詰め寄る挑戦者に見せつけるようにベルトを肩にかけ、そのまま会場を後にした。

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