今永昇太の牽制に「笑っていたんだ」 2度も“騙した”技術に同僚驚愕「アンビリーバブルな投手だ」

ブレーブス戦に先発した今永昇太【写真:ロイター】

防御率0.96の今永昇太、ブレーブス相手に牽制2度成功

米大リーグ、カブスの今永昇太投手は13日(日本時間14日)、敵地アトランタで行われたブレーブス戦に先発登板し5回を被安打7本、8奪三振で無失点。再び防御率を0点台(0.96)に下げ降板した。チームは0-2で敗れたものの、今永に勝敗はつかなかった。球場を沸かせたのが、走者を2度仕留めてみせた牽制のテクニック。同僚内野手があまりの驚きに「笑ってしまった」と裏側を明かしている。

この試合、今永は初回先頭のアクーニャJr.を四球で歩かせたものの、1死後自らの一塁牽制で刺してみせた。5回には先頭のアルビーズに左前打を許し、1死後オルソンの打席で牽制。逆を突かれたアルビーズは這いつくばりながら一塁に戻ったもののアウトになった。走者を置いても動じることなく走者をだます、今永のテクニックが光った。

この場面について、貴重な証言を寄せたのがカブスの三塁を守っていたモレルだ。MLB公式サイトの取材に対し「アルビーズを牽制でアウトにしたとき、チームメートの何人かは笑っていたんだ。僕も笑ったよ。『あいつまたやったよ』って」と明らかにしている。

この試合チームは敗れ、今永に勝敗は付かなかった。ただここまで5勝0敗という安定感は、チームメートの信頼もつかみつつある。モレルは「イマナガはアメージングだ。誰が打席に立とうが、彼はただただ戦い続ける。アンビリーバブルな投手だよ」と繰り返す。深まる絆がさらに数字を伸ばしてくれるに違いない。

THE ANSWER編集部

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