坂上忍に「失礼なヤツ」と名指しされた野々村真、本誌に語っていた「坂上」姓との奇妙な縁

野々村真の過去の振る舞いを“暴露”した坂上忍

「俺らはロケバスで5時間待ったんだから」「こんな失礼なヤツ、世の中にいないんだから」

5月11日、女優・伊藤かずえのYouTubeチャンネルに出演した坂上忍が、憤懣やる方ない口調で語った「ヤツ」とは、いまでこそ「親友」としてつき合っているというタレント・野々村真のことである。

「坂上さんは、伊藤さんが主演を務めたドラマ『ポニーテールはふり向かない』(1985年・TBS系)に出演。このドラマには野々村さんも出演していました。

当時、野々村さんは『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ系)の『いいとも青年隊』のメンバーとして活躍しており、売れっ子でした。そのことが理由ではないようですが、ドラマ撮影に5時間、遅刻したのです。そのため、坂上さんによると『現場でいじめられていた』そうです。スタッフに総スカンされ、共演の松村雄基さんには、四の字固めまでかけられたといいます。しかし坂上さんは、撮影所のトイレで震えながらセリフの練習をしていた野々村さんを見かけ『こんな緊張していたんだ』と、思いを新たにしたそうです」(芸能ライター)

以来、坂上と野々村はプライベートでも親しく交流するようになる。本誌は2021年9月、野々村にインタビューした際、野々村本人から坂上との関係を聞いていた。

インタビュー当時、野々村は坂上がMCを務めていた『バイキングMORE』(フジテレビ系)にレギュラー出演していた。坂上の容赦ない鋭い振りに、野々村は終始、オドオドしながら、ときに的外れなコメントをして、坂上をあきれさせていた。この光景に、視聴者からは心配する声まであがっていた。

「しーちゃん(坂上)とは30年来の友人で、若いころは妻と3人で、よく遊んだんですよ。みなさんはびっくりするかもしれませんが、そのころからあんな感じでイジられています」

野々村は、番組内の緊張感について、そう笑い飛ばしていた。

また「僕は芸がない『芸NO人』。みなさんから『人柄で芸能界を生き抜いているよね』といわれることがあります」とも語っていたが、そんな野々村の魅力を引き出してくれたのも、坂上なのである。野々村は坂上に対して「感謝しかない」とも語っていた。

さらにもうひとつ、坂上との「切っても切れない縁」についても教えてくれた。

「じつは、妻の旧姓は坂上(さかうえ)なんです。読み方は違いますけど、僕はなぜだか『坂上』という名前に縁があるんです」

意外に見える2人の友情だが、番組では知ることができない、深い「縁」があったのだ。

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