実写版「スパイダーマン・ノワール」ニコラス・ケイジ主演で制作決定!Prime Videoで世界配信

ニコラス・ケイジが演じる予定のスパイダーマン・ノワール(右端) - 画像は『スパイダーマン:スパイダーバース』より - Sony Pictures Rel / Photofest / ゲッティ イメージズ

アニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』に登場したスパイダーマン・ノワールを主人公とする実写ドラマシリーズ「ノワール(原題) / NOIR」の制作が決定し、同役の声を務めたニコラス・ケイジが主演を務めることが明らかになった。現地時間14日、Prime Video が正式発表した。アメリカ国内ではMGM+、それ以外の240の国と地域では Prime Video で配信される。

主人公のスパイダーマン・ノワールは、2008年から2009年にかけて刊行されたミニシリーズでコミックデビュー。ハット&ロングコートが特徴的なハードボイルドなスパイダーマンで、二丁拳銃を用いた戦闘を得意とする。実写ドラマは、1930年代のニューヨークを舞台に、運に見放された老いた私立探偵が、唯一無二のスーパーヒーローだった過去の人生と向き合う物語を描き出す。

ドラマはソニー・ピクチャーズ・テレビジョンとMGMスタジオが制作し、制作総指揮にはオーレン・ウジエル(『モータルコンバット』)とスティーヴ・ライトフット(「Marvel パニッシャー」)、『スパイダーバース』のフィル・ロードクリストファー・ミラー、米ソニー・ピクチャーズのエイミー・パスカルが名を連ねる。また、初回2話の監督には「キリング・イヴ/Killing Eve」のハリー・ブラッドビアが就任している。

MGMスタジオテレビ部門トップのバーノン・サンダースは「『NOIR』でマーベルユニバースを拡大することは、とてもユニークで特別な機会となります」と声明でコメント。「並外れた才能を持つニコラス・ケイジは、新たなスーパーヒーローを描くうえで理想的な人選です。フィル・ロード、クリストファー・ミラー、エイミー・パスカルという洗練されたソニーの制作陣が、このフランチャイズを最も正統な方法で拡大するために力を注いでくれます」とケイジや制作チームに期待を寄せた。

米ソニーは独自の『スパイダーマン』ユニバースを展開しており、すでに実写ドラマ第1弾として、韓国系アメリカ人の女性ヒーローを描く「シルク:スパイダー・ソサエティ(原題) / Silk: Spider Society」の制作が決定している。(編集部・倉本拓弥)

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