【阪神】原口文仁が珍しく球審に抗議 マルティネスの投球に納得いかず「勝ちたかったんで」

原口文仁

阪神・原口文仁内野手(32)が、14日の中日戦(豊橋)で珍しく球審に抗議した。

2―4で迎えた9回一死から8番・木浪の代打で出場。竜3番手・マルティネスを相手に、カウント1―1からタイムを取り、再度プレーがかかった直後だった。原口が構えに入ろうとしたタイミングで、マルティネスは低めにスプリットを投じ、判定ストライク。

原口は不満げな表情を見せながら、すぐさま有隅球審に抗議。しかし判定は変わらず、ベンチから飛び出した今岡打撃コーチになだめられた。プレーは再開したが、6球目のスプリットで空振り三振に仕留められた。

8回には好投を続けた先発・村上が味方の失策にも足を引っ張られ、3安打1四球で3点を献上。終盤で逆転を許していただけに、背番号94は「大事な場面で、チームが勝てるように何とかしたかったんで、全然何も。こういうのは野球であることだし、本当に勝ちたかったんで」と話し、球場を後にした。

チームは2―4で逆転負け。この日DeNAに勝利した巨人に、首位を奪われた。

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