“長時間の逃走劇”男がパトカーから1時間以上も車で逃走 別の車に衝突し現行犯逮捕「車ぶつけてでも警察から逃げたかった」

福岡県久留米市で14日、29歳の男がパトカーの呼びかけに応じないまま、1時間以上にわたって車を走らせ続け、他の車に衝突させる事故を起こしました。警察は男を器物損壊の疑いで現行犯逮捕しましたが、調べに対し「車をぶつけてでも警察から逃げたかった」と話しているということです。

14日午後4時過ぎ、福岡県八女市大島で警察官がパトロールしていたところ、パトカーを見て駐車場の車の陰に隠れようとする男を見つけました。

警察官が職務質問をしようとしたところ、男は車に乗り込み、逃げるように発進。パトカーが車を追いかけ、止まるよう呼びかけましたが、男は応じずに車を走らせ続けました。

警察によりますと男はスピード違反や信号無視などをすることなく、1時間以上にわたって車を走らせ続けましたが、駐車場の車に衝突したあと、今度は車を降りて走って逃げ出しました。

警察官が追いかけたところ、男は知人の家に逃げ込みましたが、すぐに外に出てきたため、器物損壊の疑いで現行犯逮捕しました。

現行犯逮捕されたのは、福岡県大木町に住む自称自営業の中村克也容疑者(29)で、取り調べに対し「車をぶつけてでも警察から逃げたかった」などと話しているということです。警察が逃げようとした動機などについて詳しく調べています。

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