米国による密航を口実にした中国への中傷に反対 在米中国大使館

米国による密航を口実にした中国への中傷に反対 在米中国大使館

在米中国大使館のホームページのスクリーンショット。(資料写真、北京=新華社配信)

 【新華社ワシントン5月14日】在米中国大使館の報道官は13日、米国の一部メディアや政治家が「多数の中国移民が米国に密入国し、中国がそれを阻止しない」と大げさに騒ぎ立てているとして、断固たる反対を表明し、中国への攻撃、中傷で、責任を押し付ける行為だと指摘した。

 報道官は次のように述べた。不法移民問題での中国の立場は一貫し、明確である。中国政府はいかなる形の密航も断固として反対する。中国の法執行部門はここ数年、国境管理を妨害する違法犯罪を厳しく取り締まり、さまざまな密航組織や密航に関わる犯罪者に強い姿勢を保ち、顕著な効果を上げている。また、関係国と協力し、越境密航を共同で取り締まり、密航者を送還することで、国際間の人的交流と往来の秩序を共に守っている。

 不法移民問題は国際問題で、関係各方面が協力する必要がある。中国は米国の世論や政治家がこの問題を口実に中国を攻撃、中傷し、責任を押し付けることに断固として反対する。中国は不法移民の送還問題に関する米国との協力に開放的な姿勢を取っている。米国も誠意を示し、中国の懸念を等しく重視して、関連協力に適した雰囲気を作り出すべきである。

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