【広島】小園海斗「4番は不思議」勝負強い打撃で2打点の活躍

広島・小園海斗

広島・小園海斗内野手(23)が14日のヤクルト戦(松山)に「4番・三塁」で先発出場し、2本の適時打で全2打点をあげる活躍をみせ、2―1の勝利に導いた。

4番には不思議な力があるのか。4回に一死三塁で迎えた第2打席、内角の直球を捉えると打球は高々と舞い上がった。決していい当たりではなかったが、左前へポトリと落ちる先制の適時三塁打となった。6回の3打席目も無死一、三塁のチャンスで打席に入ると、今度は変化球を捉えて2打席連続のタイムリー。投手陣がこの貴重な2点を守り切った。

これで4番に入ってからの5試合で18打数7安打、打率3割8分9厘の好調ぶり。特に得点圏では6打席連続打点を挙げる勝負強さだ。本人は「4番に入ってから結構チャンス回ってきて打ててるんで、不思議に思ってます」と謙遜するが、今のチームにとって小園は〝頼れる4番〟であることに間違いない。

低迷する打線の中で4番が役割を果たせばチームの調子も上がってくる。「4番・小園」の打棒に今後も注目だ。

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