中国外交部駐香港公署、英国による安全保障名目の中国人逮捕を非難

中国外交部駐香港公署、英国による安全保障名目の中国人逮捕を非難

中国外交部香港駐在特派員公署のホームページのスクリーンショット。(資料写真、北京=新華社配信)

 【新華社香港5月14日】中国外交部香港駐在特派員公署は13日夜に発表した声明で、英国が中国公民を無実の罪で恣意的に逮捕し、香港特別行政区政府を中傷したことを強く非難した。声明は次の通り。

 英警察は13日、香港特区の情報機関に協力した疑いで中国公民を含む3人を起訴したと発表した。中国は、英国が国際法の原則と国際関係の基本準則に反し、罪をでっち上げ、事件をねつ造し、特区政府を根も葉もない話で誹謗、中傷したことに強い不満と断固たる反対を表明する。

 英国の国家安全保障法は、条項の定義のあいまいさと法執行部門の権限の大きさが世間から非難されている。英国が国家安全保障の名目を乱用し、基本的人権の保障を無視し、恣意的な逮捕と拘留を行うのは、法治の精神に反するだけでなく、あからさまな政治的操作である。香港のことに干渉し、「反中乱港(中国に反対し香港を混乱させる)」分子をかばい、結託する険悪な下心は誰の目にも明らかである。

 われわれは英国に対し、関係者の正当な権益を確実に保障し、国家安全保障を名目に事件をでっち上げ、もめ事を起こし、法治の精神を汚す卑劣な行為を直ちにやめるよう強く促す。危険の一歩手前で直ちに踏みとどまって誤りを正し、いかなる形であれ中国公民に対する推定有罪による悪意ある誹謗中傷をやめ、香港のことや中国の内政への干渉をやめるよう厳正に警告する。さもなければ、中国の断固たる、強力な反撃に遭うことになる。

© 新華社