先週の準決勝で劇的な勝利を収め、チャンピオンズリーグのファイナルに駒を進めたレアル・マドリー。
これまで17回もの決勝に進んできたレアル・マドリーは、このところ8回連続でファイナルに勝利しているという圧倒的な勝負強さを持つ。前回優勝したのは2022年夏のリヴァプール戦であった。
2年目の決勝戦、レアル・マドリーはこんなメンバーだった。覚えてる?
GK:ティボー・クルトワ
現所属:レアル・マドリー
あれから2年たった今もレアル・マドリーでプレーしているベルギー代表の守護神ティボー・クルトワ。2年前のリヴァプール戦では90分フル出場で勝利に大きく貢献した。
今回は怪我のためにシーズンのほとんどを棒に振ってしまっており、このチャンピオンズリーグ決勝には「ギリギリ間に合うかもしれない」と言われているが…果たして出場できるのか。
右SB:ダニ・カルバハル
現所属:レアル・マドリー
この試合で右サイドバックとして先発していたダニ・カルバハル。現在もレアル・マドリーでプレーしており、32歳になった今も重要な存在となっている。
リヴァプールの対面するルイス・ディアスとアンディ・ロバートソンを相手に安定したディフェンスを見せ、相手の高い攻撃力を封じた。
CB:エデル・ミリタオン
現所属:レアル・マドリー
2019年にFCポルトからレアル・マドリーへと加入し、センターバックとして強烈な1対1のディフェンスを見せるミリタオン。キレキレだった三笘薫のドリブルを難なく止めた男としても知られる。
セルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランが抜けたあとのディフェンスラインで重要な存在となり、チャンピオンズリーグでは12試合でプレーした。
CB:ダヴィド・アラバ
現所属:レアル・マドリー
バイエルン・ミュンヘンから2021年にフリーでレアル・マドリーへと加入し、いきなりセンターバックとして重要な役割を果たしたダヴィド・アラバ。セルヒオ・ラモスの後継者として穴を埋める以上の存在になった。
ただ。今季は昨年末に左膝の前十字靭帯断裂という大きな怪我を負ってしまい、今季のチャンピオンズリーグ決勝には出場することができない。
左SB:フェルラン・メンディ
現所属:レアル・マドリー
育成の名門ル・アーヴルからリヨンを経て2019年にレアル・マドリーへと加入し、攻撃的なプレーで「マルセロの後継者」として期待されたメンディ。
それから常にレギュラーというわけではないものの左サイドバックの重要な役割を果たしており、この2021-22シーズンではマンチェスター・シティ戦で値千金のクリアを見せた。
MF:ルカ・モドリッチ
現所属:レアル・マドリー
当時は36歳だったルカ・モドリッチ。このシーズンにレアル・マドリーでの400試合出場を達成したほか、チャンピオンズリーグでも100試合出場という記録を更新している。
この決勝では90分までプレーし、自身5回目のチャンピオンズリーグ優勝を達成。さらに同大会で6回目のベストイレブンに選ばれている。
MF:カゼミロ
現所属:マンチェスター・ユナイテッド
2015年にFCポルトから買い戻されたカゼミロ。中盤の守備的な役割を任されて大ブレイクし、チームの安定を保つために欠かせない存在としてアンチェロッティ監督に信頼された。
このチャンピオンズリーグ決勝戦でもアンカーとしてリヴァプールを相手に奮闘し、パワフルなプレーを見せた。そしてこの夏にマンチェスター・ユナイテッドへと驚きの移籍を決断している。
MF:トニ・クロース
現所属:レアル・マドリー
いいタイミングで引退すると何年も前から公言しながら、先日はドイツ代表にも復帰するなどずっとトップレベルを維持し続けているトニ・クロース。
モドリッチ&カゼミロとのトライアングルは近年のレアル・マドリーでも黄金のようなトリオだった。この試合では自身5回目となるチャンピオンズリーグ優勝を果たしている。
FW:フェデリコ・バルベルデ
現所属:レアル・マドリー
ペニャロールからレアル・マドリーにやってきたウルグアイ人MF。様々なポジションで起用することができ、主役ではなくとも常に信頼できる存在となっている。
23歳だったこのシーズンも主力として活躍し、このチャンピオンズリーグ決勝ではチームの唯一のゴールをアシストした。
FW:ヴィニシウス・ジュニオール
現所属:レアル・マドリー
この試合では左ウイングとして先発出場したヴィニシウス・ジュニオール。今季はジュード・ベリンガムやロドリゴ・ゴイスとともに前線の得点源として活躍し、違った役割にも見事に適応した。
この試合では59分にフェデリコ・バルベルデからの折り返しを受けてゴールに押し込み、タイトルを獲得するための決勝点を叩き込んでいる。
FW:カリム・ベンゼマ
現所属:アル・イティハド
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この試合ではキャプテンマークを巻いていたカリム・ベンゼマ。このシーズンはリーガ32試合で27ゴールと得点王になり、さらにチャンピオンズリーグでは12試合15ゴールと大爆発していた。
決勝戦ではゴールは決められなかったものの、チャンピオンズリーグ最優秀選手賞と得点王をダブル受賞し、バロンドールにも輝いている。