【ベトナム】HCM市—コンダオ島間、高速船が運航開始[運輸]

ベトナム各地の離島と本土を結ぶ高速船を運航するフーコック高速船社(フーコック・エクスプレス)は13日、南部ホーチミン市と同バリアブンタウ省沖のコンダオ島を結ぶ高速船の運航を開始した。同日付VNエクスプレスなどが報じた。

高速船は長さ77メートル余、幅約9.5メートル、最高時速35ノット(約65キロメートル)で1,017人が乗船可能な新型船「タンロン」。同市からコンダオ島までの所要時間は約4時間。週3便の運航で、ホーチミン市ではヒエップフオック港(ニャーベー郡)を午前7時に、コンダオ島ではベンダム港を午後1時にそれぞれ出航する。ホーチミン市から出発する乗客の利便性に配慮して、1区の9月23日公園から午前5時~5時20分に出発してヒエップフオック港に向かうシャトルバスを手配する。

運賃は等級や出発時期によって異なり、61万5,000ドン(約24.2米ドル、3,780円)~110万ドン。チケットは代理店やチケット売り場のほか、同社のウェブサイトからも購入できる。

ホーチミン市運輸局のブイ・ホア・アン次長によると、同市とコンダオ島を直接結ぶ水路の移動手段は初めて。これまでは空路かいったんバリアブンタウ省ブンタウまで行って船で渡る方法しかなかった。

© 株式会社NNA