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[アムステルダム 14日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は14日、ユーロ圏の物価圧力は引き続き緩和しているとし、来年にインフレ目標が達成されるとの確信が強まっていると述べた。
クノット氏は米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長も参加した会合で、経済成長と物価動向が現在の軌道から外れなければ、ECBが制約的な政策の一部を解除し始めるのが適切になると述べた。
ECBは6月の利下げをほぼ確約しているが、FRBが秋より前に利下げに着手する可能性が低くなる中、ECBの6月以降の動きを巡る不透明感が高まっている。
クノット氏はFRBの政策決定による影響について、ユーロ安は債券利回りの上昇で相殺される可能性があるとし、ユーロ圏はそれほど影響を受けないとの考えを示した。