「2000年以降最高水準」全トヨタ労連 今年の春闘の賃上げ回答状況を発表

トヨタグループの労働組合で作る全トヨタ労連は14日、今年春の労使交渉における賃上げの回答状況を発表しました。2000年以降で最高水準の賃上げが獲得できたとしています。

全トヨタ労連には、トヨタグループの305組合が加盟し、約35万7000人の組合員で構成されています。 今年の春闘では、製造系の122組合が賃上げを獲得しました。 賃上げの平均額は1万4074円で、比較可能な2000年以降で、最高水準でした。 また、賃上げ率は5.08パーセントで「物価上昇から生活を守ることができた」と評価しています。 販売系では133組合が平均1万4466円の賃上げとなりました。 吉清一博事務局長は、「サプライチェーン全体で適正取引や労務費の価格転嫁の重要性の理解が進んだ」と今年の春闘を振り返りました。 そのうえで、「人材の確保・定着のためにはまだ議論が必要」との考えを示しました。

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