「今際の国のアリス」森井P&「今、私たちの学校は...」監督が共同制作ドラマ発表 特殊能力を持つ主人公描くアクション超大作

世界的ヒットメーカーが強力タッグ! - イ・ジェギュ監督(左)&森井輝プロデューサー(右)

大ヒットNetflixドラマ「今際の国のアリス」シリーズの森井輝プロデューサーがCCO(チーフ・コンテンツ・オフィサー)を務める株式会社 THE SEVEN と、韓国の人気ゾンビドラマ「今、私たちの学校は...」のイ・ジェギュ監督(韓国SLL傘下レーベル、フィルムモンスター所属)が、世界市場向けドラマの共同制作を発表した。特殊能力を持つ主人公が活躍するアクション超大作となり、現在開発が進められている。

株式会社 THE SEVENは、「梨泰院クラス」などの数多くのヒット作品を手掛けるSLLの日本法人「SLL Japan」と、映画やドラマなどの映像作品の共同製作MOU(基本合意書)を締結。SLLは、ジェギュ監督が所属するフィルムモンスターなど、15社のレーベルと共に多様なコンテンツを制作している。

森井プロデューサーが手がけた「今際の国のアリス」 - (c)麻生羽呂・小学館/ROBOT

日本発のNetflix作品として視聴時間最高記録を更新した「今際の国のアリス」シーズン2や、実写版「幽☆遊☆白書」などを手掛けた森井プロデューサーと、ゾンビが蔓延る学園を舞台にした「今、私たちの学校は...」を大ヒットに導いたジェギュ監督。「今際の国のアリス」シーズン3、「今、私たちの学校は...」シーズン2を控える両者が、世界市場に向けたドラマ制作に挑む。

同プロジェクトは、ジェギュ監督から自身の思い入れの強い企画を、森井プロデューサーと一緒に進めたいと提案があったことで実現した。ジェギュ監督は「森井さんはグローバルに活躍しながらも、日本ならではの緻密な感性を持っており、よい刺激を受けられるという期待から一緒に作りたいと思いました」と語り、森井プロデューサーも「以前からイ・ジェギュ監督の作品のファンでしたし、そんな監督から提案があり、非常に驚きうれしく思いました」と共同製作に至った心境を明かした。

イ・ジェギュ監督の代表作「今、私たちの学校は...」 - (c)Netflix

ドラマは、既存の映画や漫画にはなかった、まだ誰も見たことのない特殊能力を持つ主人公が活躍するアクション超大作。韓国チームが来日して行われた直近の開発会議では、ジェギュ監督が「私が考えた原案を、森井さんが情熱を持って受け止めてくれ、斬新なアイディアを加えてより面白いストーリーになっています。一緒に作ることで韓国・日本だけでなく全世界の人に響き渡るような作品になると信じています」と熱弁。森井プロデューサーは「具体的な内容はまだ公表できませんが、今回の作品は、全てが斬新で見たことのないストーリーで、早く世の中に出したいです」と期待を寄せた。

すでにロングプロット(構成・あらすじ)の開発が進んでおり、今後も協議を重ねて脚本執筆に入る予定。撮影や制作スケジュールなども、並行して計画される。キャストおよび内容など詳細は、今後順次発表予定だという。(編集部・倉本拓弥)

© 株式会社シネマトゥデイ