ドジャースの主力3選手とカーディナルスの看板選手がトレード?「噂が飛び交ってる」と米メディアが続々報道

ロサンゼルス・ドジャースとセントルイス・カーディナルスが、大型トレードを行なうかもしれない。米メディア『FanSided』は5月13日、「カーディナルスが優勝争いから脱落したいま、再建の時が来たのかもしれない。ドジャースとのトレードの可能性は、いいリスタートになるだろう。噂が飛び交っている」と伝えた。

カーディナルスは現地5月13日時点で、ナ・リーグ中地区で17勝24敗。シンシナティ・レッズと並んで4位タイに沈んでおり、“再建”の噂が囁かれている。カーディナルスが放出すると見られているのが、スター選手のノーラン・アレナード三塁手だ。

アレナードのトレード説は、米紙『New York Post』の敏腕記者ジョン・ヘイマン氏も5月9日の記事で報道。「アレナードほど負けるのが嫌いな選手はいない。チームは今年も散々な成績のため、トレードを望むかもしれない。ドジャースはアレナードを必要とはしていないが、話があれば飛びつく可能性があるチームだ」と伝えた。

ノートレード条項を持つアレナードだが、ドジャースへのトレードの噂は2023年にもあった。結局は24年もカーディナルスに残留しているが、チームの惨状もあって、ふたたびトレードの噂に火が付いた格好だ。
そこで『FanSided』は、カーディナルとドジャースのトレードが成立するパッケージを予想した。カーディナルスが33歳のアレナードを差し出し、ドジャースから33歳の三塁手マックス・マンシー、27歳の外野手ジェームズ・アウトマン、25歳の先発右腕ギャビン・ストーンを迎えるというものだ。

「南カリフォルニア・ニューポートビーチ出身のアレナードは、ドジャース打線に大きな力と堅実な守備を与えるだろう。カーディナルス側はマンシーの打力と経験、アウトマンの守備力、ストーンの若い投手力に期待できる。ドジャースはワールドシリーズ優勝を狙う体制を整え、カーディナルスも迅速な再建に舵を切れる」

あくまで噂でしかないが、米メディアは盛んにアレナードとドジャースの関係を報じている。カーディナルスが決断すれば、トレード話はスムーズに進むかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

© 日本スポーツ企画出版社