水原一平被告が1か月ぶりの出廷で“形式上の無罪”を主張! 審理後は報道陣に囲まれて大パニックも無表情→米記者は「彼も弁護士も無言を貫いた」

現地5月14日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の元通訳で、一連の賭博スキャンダルに絡み、米連邦検察から銀行詐欺罪などで訴追されている水原一平被告が、およそ1か月ぶりに公の場に姿を現わした。

黒のスーツ、白いシャツにノーネクタイで出廷した水原被告。すでに検察側との司法取引に応じているが、この日行なわれた罪状認否では「無罪」を主張した。治安判事には有罪答弁を取り扱う権限がないためで、形式上の無罪主張と見られる。同席したマイケル・フリードマン弁護士は判事に対して、水原被告がいずれ有罪答弁する旨を伝えたという。

米ネットワーク『ESPN』のティシャ・トンプソン記者はわずか5分で終了した審議のあと、待ち受けた報道陣でごった返すなかを表情も変えずに通り過ぎる水原被告の様子をレポート。自身のX(旧ツイッター)上に動画を添え、「ミズハラ被告、フリードマン弁護士、そしてミッチェル連邦検事のいずれも、審問後は無言を貫いた」と伝えている。
次回の審理は6月14日に行なわれる予定だ。水原被告は違法賭博で膨らんだ借金を返済するため、大谷の口座から1659万ドル(約25億7000万円)以上を賭博胴元らに送金したとされ、虚偽の納税申告の罪でも訴追されている。

構成●THE DIGEST編集部

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