親子で投票所へ 鹿沼市選管が啓発チラシ8千枚を作製 6月9日投開票の市長選に向け

市選管が作製した親子で投票所に行くことを呼びかけるチラシ

 【鹿沼】親子で投票所に足を運んでもらおうと、市選挙管理委員会は14日までに、6月9日投開票の市長選に向けた啓発チラシ8千枚を作製した。市内の34小中学校と8幼稚園を通して、有権者である保護者に配布する。

 30~40代の子育て世代の投票率向上を図ることが狙い。子どもたちには選挙を身近に感じてもらい、将来の投票にもつなげる。

 市内の投票率は、昨年9月の市議選が46.96%、同4月の県議選が44.62%と、50%を割った。若い年齢層ほど、低い傾向にある。

 チラシはA4判カラー。子どもの頃、親の投票に付いて行った経験がある有権者は、ない有権者より投票に行く傾向にあるとのデータや、選挙について学べる漫画を紹介。期日前投票の活用も呼びかける。

 市選管は「子どもを通して話題になり、投票に行く人が広がるきっかけにもなればいい」と話している。

© 株式会社下野新聞社