【ノア】ジェイク・リーが〝因縁〟内藤哲也に意外なメッセージ「やっている感じがしない」

ジェイク・リーは4月、新日本の大会に登場。内藤を場外で連れ回した

ノアのジェイク・リー(35)が、因縁の新日本プロレス・内藤哲也(41)に意外なメッセージを送りつけた。2人は4月から抗争を繰り広げ、日本プロレスリング連盟設立第2弾大会「ALL TOGETHER(AT)」(6月15日、北海道・北海きたえーる)で初の一騎打ちが実現する。早くも決戦に向け気合十分かと思いきや、ジェイクの〝本音〟は――。

4月の新日本マットに電撃登場したジェイクは、内藤の首に照準を合わせて侵攻を開始。6日のAT(日本武道館)での6人タッグ戦では左目尻から流血させ、必殺FBS(串刺しビッグブーツ)で直接3カウントを奪った。この結果を受けて2人のシングルが決定。ノア22日後楽園ホール大会ではタッグマッチで前哨対決する。

ところが、取材に応じたジェイクは内藤について「何も感じないんですよ。『あれ?』みたいな。やっている感じがしない」という感想。最初に新日本に登場した際、内藤から言い放たれた「遊んでやるぜ」という言葉も引き合いに「私のことを見ているようで見ていないんじゃないかな。言い換えれば、なめられてるのかもしれない」と両手を広げた。

キャリア、実績、業界での立ち位置を含めて内藤に軍配が上がるのは紛れもない事実。ただし、これに異を唱えることはなかった。「でも、私はそれでもいいと思っているんですよ。そのまま、なめていてくれ」と呼びかける。相手が油断すればするほど、自身が有利になるという計算が働いているようだ。

「それで私が(3カウントを)取った日には、内藤本人だけじゃなく周りの選手も嫌でもこちらを見るしかなくなるだろう。そうなればありがたい。いろんなヤツと試合をしたいっていうのはずっと変わらないんだから。常に先々はイメージしているんでね。まあ、お楽しみにしていてください」と気になる言葉を口にし詳細はけむに巻いた。

一方、ノア内でも気になる動きがあった。GHCヘビー級王者・清宮海斗と拳王が合体し、新ユニット「オール・リベリオン」を誕生させたのだ。ジェイクは「大岩(陵平は)どこに行った? 別に2人が組むのはいいけど、唐突だったからね。私は、どっちかっていうとこれで大岩がどうするか気になっているんだ。ファンもそうなんじゃない? これで新日本に戻りますじゃ、『え、それきっかけで?』ってなるし、多分本人もそのつもりはないだろうし。面白そうですよねぇ…」と愉快そうに見物を決め込んだ。

最後はトレーニングを兼ねて取り組むブラジリアン柔術で青帯から紫帯に昇格することが決まったことを報告。公私で充実のジェイクが、プロレス界の中心を走る。

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