水原一平被告、1か月ぶりに公の場に ノーネクタイのスーツ姿、カメラに囲まれ「一言も発さず」米記者報道

ロサンゼルス連邦地裁を後にする水原一平被告【写真:ロイター】

罪状認否で形式的に無罪を主張

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手の口座から金を盗み、不正送金した罪に問われている元通訳・水原一平被告が14日(日本時間15日)、罪状認否のため米ロサンゼルスの連邦地裁に姿を見せた。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレティック」のエンゼルス番サム・ブラム記者が現地の写真とともに伝えている。

同記者のXでは「今日、イッペイ・ミズハラが無罪を主張したあと、地裁を後にする。形式的なもので、有罪答弁は後日行う」と投稿された。添付された画像では、水原被告がノーネクタイのスーツ姿で連邦地裁を去る場面が伝えられていた。

別の投稿ではメディアのカメラに囲まれた写真も添付し「現在イッペイ・ミズハラを囲むメディアの群れ。彼は一言も発していない」と紹介した。水原被告の姿がメディアによって伝えられたのは約1か月ぶり。

司法取引の合意書によれば、水原被告は大谷の銀行口座から約1650万ドル(約25億6300万円)を違法に送金した銀行詐欺罪のほかに、新たに虚偽の納税申告書で410万ドル(約6億4000万円)の所得を申告していなかった罪を認めている。

水原被告が罪状認否で無罪を主張したのはあくまで手続きが進む中での形式的なものであると見られ、既に罪を認めて減刑を求める司法取引に合意済みとされている。

THE ANSWER編集部

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