園児ら6人が50日賞味期限切れの牛乳飲む 体調不良の訴えはなし 群馬・みなかみ町の子ども園

 群馬県みなかみ町は14日までに、同町須川の「にいはる子ども園」で10日、園児と職員計6人が賞味期限を約50日過ぎた牛乳を誤って飲んだと発表した。14日時点で体調不良を訴えた園児や職員はいないという。

 発表によると、10日午後0時半ごろ、同園5歳児クラスの担任が給食時間に牛乳の味に違和感を覚えて確認したところ、賞味期限が3月22日までのものだった。園児3人と職員2人が牛乳を飲んだほか、4歳児クラスでも飲み終えた、同じ賞味期限の牛乳が1本確認された。園児と職員のどちらが飲んだかは分からないという。

 同園によると、本来廃棄するはずの牛乳が手違いで保管されていた上、10日は冷蔵庫を管理する用務員が不在だったことで、他の職員が誤って当日納入された牛乳と一緒に給食に出してしまったという。同日、全保護者に向けて電子メールで概要を報告し、牛乳を飲んだ園児の保護者に直接経緯を説明し、謝罪した。

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