猫達に新しいベッドを購入…まさかの結果に笑ってしまう「気に入ってくれて嬉しい!」

「違う、そっちじゃない」思わず教えたくなるシチュエーション

猫ちゃん達に「新しいベッド」を購入した飼い主さんの投稿が、Xで注目を集めています。

投稿したのは、Xユーザーの「@meltube_cat」さん。

当ポストには2024年5月8日時点で1600件を超えるいいねが寄せられるなど話題となっています。

また記事の中盤では、猫の飼育費用についてもご紹介します。

※ポストの画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介するポストは、投稿者様の掲載許可を頂いております。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

猫ちゃん達が気に入ったのは……

「新しいベッド届いた!気に入ってくれたようで嬉しい!!」というコメントとともに投稿されたのは、1本の動画でした。

【写真1枚目/全4枚】「新しいベッド」に入る猫ちゃん。2枚目は仲睦まじい2匹の猫ちゃんの写真をチェック

話題になっているのは2匹の猫ちゃん。白猫の「マオ」くんと、キジ猫の「メル」くんです。

動画の右側には、飼い主さんが2匹を想って選んだ「新しいベッド」が写っていますが……?猫ちゃん達はベッドに見向きもせず、といった具合です。そんな2匹が気に入ったのは、ベッドが入っていた「段ボール」でした。

段ボールをベッドのように使いこなす2匹

【写真3枚目/全4枚】かなり「新しいベッド」を満喫していますね!かわいい。

メルくんとマオくんは、仲良く段ボールの中におさまって、お互いを毛づくろい。ときには「ガブリ」とじゃれ合ったり、リラックスモードのようです。

段ボールをまるでベッドのように使用する2匹に、思わず笑みがこぼれてしまいますね。

【写真4枚目/全4枚】「本当のベッド」の所在なさよ...

そして右側に写る「新しいベッド」からは、なんだか切なげな雰囲気が漂います。メルくんとマオくん、これから新しいベッドを気に入ってくれるといいですね……!

「猫ちゃんあるある」ともいえそうな、ほほえましいワンシーンには多くの反響がありました。

ポストには「どちらも新しいベッド…気に入ったようで!(笑)」「ありがちなことですね、これから馴染んでもらいましょう!」「そうなりますよね~(笑)」など、笑みがこぼれた人からの声が多く寄せられています。

猫の飼育費用事情:おやつ代にかける費用が上昇

ここから少し、ペットに関する数字をご紹介していきます(投稿された内容については、この次のページにも続きますよ)。

「ペットの猫」に関する経済事情について見ていきましょう。

一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行いました。

「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」によると、猫の飼育経費は以下のように推移しました。
※数値は毎月の支出額平均

獣医にかかる医療費

  • 2018年:2412円
  • 2019年:3016円
  • 2020年:2918円
  • 2021年:3367円
  • 2022年:2392円
  • 2023年:3400円

猫の保険

  • 2018年:1729円
  • 2019年:2349円
  • 2020年:1758円
  • 2021年:2731円
  • 2022年:2069円
  • 2023年:1988円

市販の猫主食用キャットフード

  • 2018年:2599円
  • 2019年:2745円
  • 2020年:2673円
  • 2021年:2978円
  • 2022年:2877円
  • 2023年:2988円

市販の猫おやつ用キャットフード

  • 2018年:1092円
  • 2019年:1303円
  • 2020年:1241円
  • 2021年:1346円
  • 2022年:1356円
  • 2023年:1562円

上記データを見ると、2018年から2023年の6年間で「猫主食用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」は約15%の増加、「猫おやつ用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」については約43%も増加したことがわかります。

アパート・マンションなどの居住環境や飼育費用が猫を飼うハードルに

同調査では猫を飼う上での阻害要因に関するアンケート調査も実施されました。

「猫を飼いたいと思いながらも現在飼育していない理由」として、以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。

  • 1位 32.6%:集合住宅(アパート・マンションなど一戸建てでないもの)に住んでいて、禁止されているから
  • 2位 22.8%:世話をするのにお金がかかるから
  • 3位 21.5%:別れがつらいから
  • 4位 21.3%:旅行など長期の外出がしづらくなるから
  • 5位 18.1%:十分に世話ができないから

上記のように、居住環境の事情が理由で飼育できないという理由が3割を超えました。

猫の飼育費用が高まる中、SNSコンテンツは「飼いたいけど飼えない人」にとってありがたい?

同調査では「現在猫を飼育していないものの、今後飼育する意向がある人」について、飼いたいと思ったきっかけに関しても調査され、結果は以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。

  • 1位 47.4%:生活に癒し・安らぎが欲しかったから
  • 2位 27.8%:過去に飼育経験があり、また飼いたくなったから
  • 3位 15.1%:愛情をかけて世話をする対象が欲しかったから
  • 4位 15.0%:ストレス解消、気分転換、リフレッシュしたいから
  • 5位 14.3%:話し相手や遊び相手として欲しかったから

これを見ると「生活に癒し・安らぎが欲しかったから」が47.4%と、その他の理由に大差をつけて1位となっています。

様々な理由で飼いたいのに飼えない人がいる中、費用や制約なしで手軽に癒しを感じられるSNSでの猫に関する投稿や動画は、注目を集めやすいコンテンツであることがうかがえます。

2匹の「あふれる個性」が心をくすぐる

新しいベッド届いた!
気に入ってくれたようで嬉しい!! pic.twitter.com/pDp46fuWyg

— めるちょとまおまお🐈 (@meltube_cat) April 29, 2024

さて、投稿のご紹介に戻ります。

投稿者さんに詳しいお話をうかがいました。

――出会いのエピソードを教えてください。

メルは、いわゆる売れ残りの子でした。

幼少期より動物に囲まれて暮らしていて、お迎えできる環境になって保護猫ちゃんを探していました。

そのとき、とあるサイトに「値下げ!」と書かれていたメルを見つけ、いてもたってもいられない気持ちになったので、お迎えしました。

マオは、生後2週間頃に出会いました。

時折雨が降る日に人通りの少ない場所に捨てられていました。第一発見者の方はお迎えすることが難しかったので、我が家に迎え入れました。

どちらも性格はやんちゃで甘えん坊です。メルはマオをお迎えしてからどんどんお兄ちゃんの一面を見せてくれるようになりました。

――普段はどのような子ですか?

メルはおしゃべりな子で、なにかと鳴いてお話ししてくれます。マオはとにかくやんちゃで、標的を見つけては大はしゃぎしています。

そんなふたりですが、とても甘えん坊です。移動するとついて回ったり、側で寝ていたりします。賢い一面もあり、お手やハイタッチなどを披露してくれます。

――おもしろい、または珍しいクセなどはありますか?

メルは、「よくそれで寝れるな」という体勢で寝ています。マオは、気が抜けているときに、口を半開きにして舌を出しています。

――自慢のポイントは何ですか?

とにかく可愛いです。何気ない姿、全てが愛おしいです。

以上、SNSで話題の猫ちゃんでした。

参考資料

  • @meltube_cat
  • 一般社団法人ペットフード協会「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」

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