【ソフトバンク】次につながる敗戦 小久保監督が説く〝負け方の重要性〟

ソフトバンク・小久保監督

ソフトバンクは14日の楽天戦(楽天モバイル)に1―4で敗れ、連勝が5で止まった。先発陣の柱・有原が6回4失点(自責3)で3敗目。日本ハム時代から5連敗中だった相性の悪い仙台での同戦で、またも黒星を重ねてしまった。

降板後の右腕は「今日は自分で流れを悪くしてしまった。四球もそうだし、けん制悪送球、フィールディングのミスもあった。早いイニングで降板してしまい、チームに迷惑をかけてしまった」と猛省。ただ、単なる一敗で終わらせなかった。今季35試合目で10敗目となった小久保裕紀監督(52)は「(今の時期は)勝敗はほとんど気にせずにやっている」とした上で「今日とかも負けるにしても4―2、4―3ぐらいの展開にできた試合だったなと思う。同じ負けでもそういう振り返りをする」と総括した。

5回にポンセから1点を返しながら畳みかけられず、相手救援陣の前には無得点。長丁場のシーズンで完敗する試合もある中で〝こんな日もあるさ〟で片付けず、負け方の重要性を説く言葉には、チーム内から「余裕というよりも、敗戦の受け止め方が次につながる」との声も上がった。

チームにとって取れ高が少なかった試合だが、指揮官の言葉が最大の収穫となったようだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社