120年に1度しか咲かないと言われている黒竹の花が、福井県福井市の民家で開いた。県総合グリーンセンターよるとこの4、5年、全国的に開花が相次いでいるという。
花をつけたのは玄関先に植えられている黒竹。民家に住む50代女性によると、15年ほど前に知人から譲り受けて植えたもの。毎年、ゴールデンウイークごろに新芽の剪定(せんてい)を行っており、今年も作業しようとしたところ花が咲いているのを見つけた。
高さ2メートルほどに伸びた竹の枝葉の先に、クリーム色の長さ2、3センチの稲穂のような花がついている。同センターの担当者は「こんなにたくさん花をつけている黒竹は珍しい」と話した。
⇒【写真】幸運を呼ぶ?白いナマコ発見
女性は「生きている間に見られると思っていなかった」と驚いていた。