オランダリーグ、AZアルクマールでプレーする菅原由勢にイングランドやイタリア、ドイツのクラブが関心を示していると、欧州メディアが報じている。
これは、ドイツ『sky』のレポーター、フロリアン・プレテンベルグ氏が自身のSNSにおいて菅原が「エバートン、ブライトン、インテル、ヴォルフスブルクのリストに載っている」と綴っており、夏の移籍の可能性を示唆した。このコメントに、複数のメディアが反応。クラブ名が挙げられているイングランドのエバートン、ブライトンの両クラブの地元サイトが、オランダリーグ5シーズン目を迎えている日本人サイドバック獲得への興味を示している。
英メディア『Liverpool World』は現地時間5月13日のトピックにおいて、「来シーズンのプレミアリーグ残留が決定したエバートンは、ピッチ内外で大きな変化をもたらす夏を迎える」と戦力入れ替えを見通しており、その上で「懸念されるポジションのひとつ」として右サイドバックの補強が必要であると主張。プレテンベルグ氏の情報を紹介しながら、菅原については「日本代表として12キャップを持つ23歳は、勤勉で冒険心旺盛な右サイドバックとして高い評価を得ている」と言及している。
また、現所属のアシュリー・ヤング、ネイサン・パターソンといったDFの特徴や今後の去就にも言及しながら、「どの選手も、エールディビジで4ゴール・8アシストを記録したスガワラのパフォーマンスには及ばない」と綴っている。
ブライトンの地元情報メディア『SussexExpress』でも、菅原が今夏の獲得候補に挙がっているとして、「この23歳の右サイドバックの契約は今夏で残り1年となり、約600万ポンドで獲得できる可能性がある」と見込んでいる。加えて、すでにクラブで2シーズンを過ごしている三笘薫の名前を挙げ、「アルビオンで印象的なプレーを見せている同胞のミトマとコンビを組むことになる」と指摘。続けて「ミトマの人気により極東におけるブライトンの知名度は大きく高まり、この夏には初の日本へのプレシーズンツアーが予定されている。スガワラの獲得はその計画と完全に結びつくだろう」と論じている。
クラブでは長く不動のレギュラーとして活躍し、代表でも高いパフォーマンスをみせている菅原。欧州メディアで予想されている、プレミアをはじめとする5大リーグ移籍の可能性も十分にあるはずだ。
構成●THE DIGEST編集部