遠藤航の交代は妥当だったのか。結果論から見れば、失敗だっただろう。
遠藤が所属するリバプールは現地5月13日、プレミアリーグ第37節でアストン・ビラと敵地で対戦。3-3のドローに終わった。
48分までに3-1とリードしたリバプールは、76分に行なった4枚替えでアンカーで先発した遠藤をベンチに下げる。
しかし85分、この交代でインサイドハーフからアンカーにポジションを移した10番のアレクシス・マカリステルのボールロストから失点。さらにその3分後にも、ビラの中央突破をマカリステルが止められず、同点ゴールを献上した。
【動画】リバプール10番の痛恨ミス&中央突破を許して失点関与
英メディア『FOOTBALL FANCAST』は「即座にリバプールのスター選手を切り捨てなければならない」と辛辣な見出しを打ち、こう綴った。
「ビラ戦では、25歳のボールプレー能力とフィールド中央でのコントロール力の多くが発揮されたが、アンカーのエンドウが交代し、深い位置から全体をまとめる必要があったときは苦労した」
また、『Goal』のマーク・ドイル記者が3点という低い採点をつけ、「ビラの同点ゴールにつながったルーズなパスは明らかな疲労の表われだったことを考えると、彼がフィールドに留まったのは大きな驚きだった。ホームチームの2点目を招いたミスは避けられなかった」と評したと紹介。こう主張している。
「マカリステルはリバプールで最高のMFである。アンフィールドで彼ほどの落ち着きとパワー、そして戦術的理解力を備えた選手はいない。しかし、今シーズンは頻繁に起用されており、プレミアリーグやヨーロッパリーグ、FAカップでリバプールを優勝させるという猛烈な努力をした後にエネルギーレベルが低下し、各大会の終盤で、ハードルが落ちてしまったのは理解できる」
これまでの貢献を称えつつも、疲労は隠しきれないという見解のようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部