水原一平被告の法廷で“異例の措置” 急きょ署名集めも…米記者「裁判官の判断だと」

出廷した水原一平被告【写真:ロイター】

米記者「裁判官は謝罪をし、法廷の警備員を批判することで審理を始めた」

ドジャース大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺などの罪に問われた水原一平被告が14日(日本時間15日)、米ロサンゼルスの連邦地裁に出廷した。そこで起きた“異例の措置”を米記者が指摘した。

米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者は「ミズハラが法廷を出た際、スーツを着用し、ネクタイを付けていない状態だった。彼は無表情だった。法廷の外にいた大量の報道陣に追いまわされたにもかかわらず、言葉を発しなかった」と水原被告の様子を明かす。

さらに「裁判所は今日、一般の人たちが法廷へ入ることを禁ずるという非常に珍しい措置を取った。裁判官の判断だと、法廷の警備員は語った。その裁判官は謝罪をし、法廷の警備員を批判することで審理を始めた。その審理をメディアはオーディオでしか聞かなかった」。報道陣は法廷に入ることができず、AP通信の記者が立ち入りを禁じられたことに対して抗議の署名を集めることにもなったという。

水原被告はこの日、形式上無罪を主張。集まった報道陣の質問には無言を貫いた。(Full-Count編集部)

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