静岡県知事選 告示後初の週末 候補者の動きは②

無所属で立憲民主党・国民民主党が推薦する、前浜松市長の鈴木康友さんは、静岡市の中心街で演説しました。

鈴木さん:
「これまでは西部の鈴木でありましたけれども、これからは静岡県全体の鈴木康友であり、中部の鈴木康友であり、東部の鈴木康友として、それぞれの地域の経営に取り組んでいきたい」

産業政策や若者の雇用確保に力を入れる鈴木さん。市長時代の実績を挙げながら、次のように主張しました。

鈴木さん:
「いろんなところに行って感じたのは、静岡市もそうです。企業誘致したくても、まとまった土地が少なくなってきている。私は国の特区制度を使って、市街化調整区域という開発規制のかかっている地域を、国に認めてもらい、そこに343社の企業を誘致した。このやり方は全県でできる。土地がなければ、土地はつくればいい。生み出せばいい。これが政治だと思う。それは私が今までやってきた経験から言えることだ。決断と実行力で、これからの静岡県を必ず変えてみせます」

埼玉県の上田清司(うえだ・きよし)前知事も応援に駆け付けました。

前埼玉県知事 上田清司参院議員:
「私も埼玉県庁で役所のメンバーをつかった。頭のいい人はいっぱいいる。しかし、頭がいいから実行力があるとは限らない。実行は政治家がやる。副知事さんが知事になるんだったら、選挙はいらないんです」

買い物客らでにぎわう、商店街で支援を求めました。アウェーの地ともいえる静岡市を歩いた鈴木さんの感想は…。

鈴木さん:
「やはり県都静岡だから、多くの皆様が街へ出ていて賑やかさを感じた」

Q:静岡市の反応はどう?

「静岡市でも割といい反応をいただいているので、すごく心強く思う」

親子連れらが集まる静岡市の公園に移動した鈴木さん。ここでは、市長時代の看板政策でもあった子育て支援を訴えました。

鈴木さん:
「子ども医療費助成を県内で一番先にやったのは私です。小学校低学年の30人学級を実現し、一人一人の子どもたちに目が届く教育環境もつくった。こうした取り組みは全県に広げていくことができる。私の市長時代に1300億以上の市債、借金を減らした。今や浜松市は政令市の中で最も健全財政になった。無駄を省き、必要なところに必要な投資をし、将来の子供たちにツケを残さない、こういう政治を実現しなければいけない」

© 静岡朝日テレビ