MLB=大谷選手の元通訳、罪状認否で初出廷 報道陣には無言

[14日 ロイター] - 大リーグ(MLB)ドジャースの大谷翔平選手の元通訳で、違法賭博に絡む銀行詐欺罪などで起訴された水原一平被告(39)が14日、ロサンゼルスの連邦地裁に初めて出廷した。

共同通信などによると、水原被告は弁護士と地裁を訪れたが、詰めかけた報道陣の問いかけには応じなかった。

水原被告は違法なスポーツ賭博で負った借金を返済するため、自身が開設を手伝った大谷選手の口座から無断でブックメーカーに約1700万ドル(約26億6000万円)を送金した銀行詐欺のほか、虚偽の納税申告書を提出した罪に問われている。

この日の罪状認否手続きでは形式的に無罪を主張。後日行われる審理で有罪答弁に切り替える見通しだという。

銀行詐欺と虚偽納税申告で有罪判決を受けた場合、それぞれ最長で禁錮30年と禁錮3年が科されるが、水原被告は司法取引に応じたことから減刑されるとみられる。

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