ジーユー、米NYに海外初の旗艦店 2024年秋に オンラインストアも

ファーストリテイリンググループの衣料品ブランド・ジーユーは2024年秋、米国ニューヨーク市のダウンタウンに、ブランド初の海外旗艦店となる「ジーユーソーホーニューヨーク店」をオープンする。同時に実店舗と同じ品ぞろえで全米向けに商品を発送するオンラインストアも開設する。

旗艦店はダウンタウンのソーホー地区メインストリートに面したビルの地下1階、地上1階を占め、売り場面積約950平方メートル。男女両方の衣料に加え、靴やバッグ、アクセサリーなど多彩なトレンド商品をそろえる。

旗艦店とオンラインストアの開店に向け、ニューヨーク市に2023年、商品本部を設置し、米国向けの商品開発に入っている。今後は現地でデザイナーらの人材をさらに確保し、さらなる事業拡大につながる商品開発拠点に育てる方針。2022年10月からニューヨーク市で営業しているポップアップストアは夏で閉店する。

ジーユーは2006年、ユニクロの姉妹ブランドとして誕生した。国内では既に全都道府県に出店しているほか、中国や韓国などアジア諸国でも店舗を展開し、合計約470店が営業している。ニューヨーク市の旗艦店はアジア圏以外では初の出店となり、ジーユーはユニクロと同様に世界展開するための第1歩としている。

ジーユーの柚木治社長は「ポップアップストアのオープンから1年半が経ち、米国での事業展開に手ごたえを感じることができた。ポップアップストアでの学びを生かし、グローバル水準での商品開発や事業運営の体制を整えてきた。オンラインストアと併せ、さらにたくさんのお客さまにジーユーのファッションを楽しんでほしい」とコメントしている。

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