アルゼンチンCPI、4月は前年比+289.4% ピーク越えの兆し

Jorge Otaola Walter Bianchi

[ブエノスアイレス 14日 ロイター] - アルゼンチン国家統計センサス局(INDEC)が14日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は、前年比289.4%上昇した。前月をやや上回り、数十年ぶりの高水準となった。

ただ市場予想は下回り、ピークに達した兆候とみられている。

前月比では8.8%上昇と4カ月連続で鈍化し、市場予想(9%)も下回った。

昨年12月に発足したミレイ政権は、インフレ抑制に向けて通貨ペソを大幅に切り下げ。これにより、前月比のインフレ率は昨年12月をピークに鈍化が続いている。

ただインフレは鈍化したものの、小売店経営者や消費者から変化を完全に感じるには至っていないとの声も聞かれた。

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