福島市におむつと駐車券 子育てエール推進協が寄贈

木幡市長に支援品を贈る細谷会長(左)

 募金活動による浄財を福島市の子育て支援に役立てる「未来への子育てエール運動」の推進協議会は14日、紙おむつ740個と同市のこむこむ館で使える駐車場のサービス券2100枚を市に寄贈した。

 協議会は市私立幼稚園協会が中心となって昨年5月に設立。市内の企業や団体に協力を呼びかけ、活動に賛同した企業・団体の120カ所に募金箱を設置し、3月末までに寄せられた募金は計176万3301円となった。募金を基に、1個48枚入りの紙おむつ740個と駐車場の30分無料券2100枚を贈った。

 細谷実会長(市私立幼稚園協会理事)が市役所を訪れ、木幡浩市長に支援品を手渡した。細谷氏は「今後も『官民一体』で活動を続け、子どもを産み、育てやすい市を実現したい」と話した。

 紙おむつは助産師や保健師の産後訪問の際に整理券を届け、市内23カ所の子育て支援センターで配る。駐車サービス券はこむこむ館利用時に配布する。

 贈呈式の席上、細谷氏が運動に大きく貢献した6事業所の代表者に感謝状を贈った。顕彰団体次の通り。

 福島信用金庫、ザ・ボイス、ウェディングエルティ、トヨネスト、大丸工務店、さとう内科医院

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