【西武】佐藤龍世選手インタビュー プロ初の4番に指名された時の心境とは?

4月25日放送のライオンズナイターでは、ピックアップライオンズで埼玉西武ライオンズの佐藤龍世選手にインタビューした模様を放送した。プロ初の4番に指名された時の心境、そして自身が思う今シーズン飛躍的に成績が伸びている要因について訊いた。

――昨日の試合(4月24日、対オリックス5回戦)ではプロ初の4番スタメンでしたが、指名された時はどんな心境でしたか?佐藤「びっくりしました。4番タイプではないので。そんなに長打や本塁打を打てるわけでもないので、自分自身は4番打者ではないのかなと思っています」

――3点ビハインドで迎えた9回、中村剛也選手が本塁打を放ち、西武ファンが大興奮しているなかで第4打席に立ちましたがどんな心境でしたか?佐藤「追い込まれるまでは『長打を狙っていこう』という気持ちで打席に立ち、もし追い込まれたら『何とか出塁しよう』という気持ちでした」

――何とか出塁しようという気持ちが結果的に大きなヒットになりましたね。佐藤「そうですね」

――同点劇に繋がるフェンス直撃の3塁打を放ちましたが、あと少しで柵越えでしたね。佐藤「あと数センチでしたよね。でも手応えはあまりなかったので、『フェンス直撃であってくれ』と思っていました」

――昨日の試合、ご自身では何点だと思いますか?佐藤「70点です。得点圏で打ちたかったですし、試合に勝てなかったので100点はあげられないです」

――今シーズンは飛躍的に成績が伸びていますが、ご自身のなかで変わったことはありますか?佐藤「昨シーズン終盤の試合に出られた経験が大きかったですし、その経験を活かして投手と対峙が出来ているのがいい成績に繋がっているのかなと思います」

――バッティングでは昨シーズンから継続して四球をしっかり選んでいます。ライオンズナイターで解説者が佐藤龍世選手に対してよく「打席のなかで余裕があるから球がしっかり見えている」と言われていますが、ご自身でも意識はありますか?佐藤「6番や7番だったら余裕をもって打席に立てるんですけど、クリーンナップを打つようになってからは今までない責任やプレッシャーがあるので、クリーンナップでの余裕はまだないですね」

――投手がピンチになった時、佐藤龍世選手は真っ先にマウンドへ駆け寄りますよね。あれはどんな心境からですか?佐藤「捕手も1試合に3回しか行けないことも考えたら、1番近い僕が行ったほうがいいのかなと。投手も頑張っていますし、ひとつ間を置いたことで試合の流れが変わるきっかけになってくれたらなという思いです」

※インタビュアー:小川真由美アナウンサー

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