「よくこんなアイデア思いつくなぁ」 ガチャガチャの中身にネットも驚き 「心の中の女児が大騒ぎ!」

ガチャガチャを購入したら…(写真はイメージ)【写真:写真AC】

ガチャガチャを購入したところ、思わぬ世界観に驚いたという投稿がネット上で話題になっています。米国発祥の文化が、日本で独自の進化を遂げ、今やそのクオリティーはあらゆる人を魅了しています。投稿した松田浩二(@kouji_matuda)さんに詳しい話を聞きました。

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飛び出す絵本が作る世界観 テーマの選択、造形の美しさ、価格と三拍子そろう

「今日買ってきたガチャガチャ。
『秒で世界』ってのが面白い。
良くこんなアイデア思いつくなぁ」

12日、松田さんが投稿したのは1本の動画です。小さな絵本型の箱が2個あり、それぞれ中を開ける様子が見て取れます。「秒で世界」の言葉どおり、玉手箱のようににぎやかな“中身”が飛び出します。「これ、素敵いいいいい!!!!!」「これは心の中の女児が大騒ぎ!」「20年前のアメリカですでに売られてた仕組み…こうして流行は一周していくのか」「子供の頃に夢中になったエンジェルポケットを思い出した」「魔法の世界と宇宙の世界、どちらも良い」など多くの声が寄せられました。

「ショッピングモールで買い物の時に見かけて、興味がわき購入しました」という松田さん。

それぞれの箱の詳細については、「分厚い本の横についているスイッチを押すと、本が開き、中に折り畳まれていた『世界』が瞬間で広がります。今回、2種類購入しました。一つは『ファンタジー世界』。モンスターが出るような危険な感じではなく、やさしい雰囲気で表現されています。もう一つは『宇宙』。月面で働く2人のアストロノーツがかわいいですね」。

細部までの精巧な作りに、感激の様子です。

ガチャガチャの購入頻度については、「忙しくてあまり、ガチャガチャが置いてあるところに行く機会がありません。2月に1回くらいでしょうか?」と話しつつ、「でも、行ったときには1~2種類は購入していると思います」と、ついつい手が伸びてしまうと言います。

「最初、この飛び出す絵本的なギミックはこのメーカーの考案かと思っていたのですが、かなり昔からあるギミックのようですね。ただ、テーマの選択。造形の美しさ。500円と言う価格に抑えた点が良かったと思います」と、付け加えました。

キャラクターものから実用性の高いグッズまで奥深いガチャガチャの世界。カプセルが出た瞬間はもちろん、自宅に持ち帰ってどのように活用するか思案する時間も楽しみの一つです。

「棚に飾ることもあれば、USBメモリー等の根付にすることもあります。収納場所にも限度があるので、しばらく楽しんだ後は処分もします。大量のコレクションはしていません」

話題になったガチャガチャ(画像はスクリーンショット)

イラストやVRアートを制作 いつか自分の作品に「たくさんのイイね」を

投稿が大きな反響を呼んだことについては、「自分が良いと感じたものについて、多くの方の共感が得られたことはうれしいです。ただ、この『たくさんのイイね』は、ガチャガチャを作ったメーカーのものだと思っています。自分もイラストやVRアートを描いている身として、いつか自分の作品に『たくさんのイイね』をいただきたいと思っています」と謙虚に結びました。

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