エンゼルス永遠の有望株、覚醒か 大谷翔平に憧れる25歳、米記者も驚きの根拠「数値を見て!」

ジョー・アデル【写真:Getty Images】

アデルは得点貢献や期待される打率がメジャートップ級

米大リーグのエンゼルスは、マイク・トラウト外野手が左膝を痛めて戦線離脱するなど今季も苦境に立たされている。その中で数少ない希望となっているのが25歳のジョー・アデル外野手だ。大谷翔平投手を尊敬している2017年のドラ1は、得点への貢献や予測される打率などが軒並みリーグトップクラス。これから更に活躍が期待できるとして米記者やファンが注目している。

MLB公式のサラ・ラングス記者が自身のX(旧ツイッター)に「ジョー・アデルの数値を見て」として紹介したのは、攻撃面での指標だ。13日(日本時間14日)までにアデルは打率.255、7本塁打、18打点を記録しているが、その数値以上に濃い中身を示している。

期待される打率が.303、長打率が.590。さらに1打席当たりの得点効率を予測する「xwOBA」が.405と、軒並み大リーグで上位4~7%に入る数値が見込まれているのだ。

アデルは2017年のドラフト1巡目でエンゼルス入りし、2019年のプレミア12には米国代表として参加した有望株。ただ2020年にメジャー昇格してからは、2022年に88試合に出場したのが最高だった。同年の打率が.224、昨季は.207と確実性の低さやミスがたびたび批判を浴びてきた。

ついに見せた大化けの兆しに、日本のファンからはX上で「アデルが覚醒しとる!」「アデル、ついに覚醒の時……ですよね?」「なんだかんだでみんな気になってる」「ついに今年アデルが覚醒するのか」とコメントが。米国のファンからも「彼らの忍耐がようやく報わられるのかもしれない。まだ彼は25歳だよね」と目覚めを喜ぶ声が上がっている。

アデルはエンゼルス時代の大谷について「時に驚くこともある。体勢を崩されても手の位置はキープしているんだ。それでもあのレベルまで飛ばすことができる。あれは信じられない。本当に毎打席注目しているよ」と語ったことがある。大谷を尊敬する身体能力の塊は、今季どのような成績を残すだろうか。

THE ANSWER編集部

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