冷凍庫で眠っていた米、食べても大丈夫? 米問屋の回答にヒエッ

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ご飯を炊いたら、余ったぶんはラップでくるみ、冷凍庫で保存するという人は多いでしょう。

電子レンジで加熱すれば、ほかほかご飯を簡単に食べられて便利ですよね。

では、冷凍庫に入れたご飯はいつまで食べられるのでしょうか。

1882年に米の販売を始めた老舗米問屋の『くりや』に取材しました。

冷凍ご飯の賞味期限は?

炊いて冷凍保存したご飯は、いつまで食べられるのでしょうか。『くりや』に聞いたところ、このような回答がありました。

冷凍ご飯の賞味期限は、基本的に1か月です。

1か月をすぎると味が劣化していき、レンジで温めても、もちもち感やふっくら感は戻らなくなります。

また、変なにおいがしたり、少し酸味を感じたりした時は、すぐ捨ててください。

カビや黄ばみなど目に見える変化がなくても、少しでも異変を感じたら食べすに、賞味期限をすぎていると考えるのがいいでしょう。

「賞味期限は1か月」と考え、いつ保存したのかが分からない米は、なるべく食べるのを避けましょう。

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冷凍ご飯をおいしく食べるには

『くりや』によると、冷凍ご飯をおいしく食べるための秘訣は、「すばやく冷凍、ゆっくり解凍」とのこと。

まず、『すばやく冷凍の方法』について聞いてみました。

最初から冷凍するつもりなら、炊き上がった直後に冷凍しましょう。

湯気が出ているうちにラップで包んで冷凍保存することで、酸化を防ぎ、解凍後もおいしく召し上がれます。

ご飯の粒を壊さないように優しく包み込んでください。また、平たく均一に包み込むと、温めた時に加熱のムラができにくいです。

次に、『ゆっくり解凍』について聞いたところ、このようなアドバイスがありました。

迅速に冷凍をして、水分をしっかり閉じ込めた後は、その水分をできるだけ逃さないようにゆっくり解凍します。

時間がない時はレンジの解凍ボタンで一気に解凍してしまいがちですが、急に解凍すると水分が蒸発し、パサパサでおいしくないご飯になります。

まずは、ラップの内側に水滴がつくまで、常温で解凍していきます。

といっても、ラップにくるんだまま解凍すると、水蒸気の逃げ場がなくなり、べちゃべちゃなご飯になってしまいます。

また、ラップが熱によって溶ける可能性もあるので、別容器に移して、軽くラップをかけてから温めることでいい具合に蒸らされて、ふっくらした状態に戻ります。

冷凍ご飯は、まず常温解凍してから別容器に移して、軽くラップを掛けてレンジ加熱するという、二段階で解凍するといいようですね。

『くりや』のアドバイスを参考に、おいしく冷凍ご飯を食べてくださいね。

ちなみに、『くりや』は冷凍・解凍をうまく行えるように、ごはんソムリエ監修の『極 冷凍ごはん容器』を老舗生活雑貨メーカーの株式会社マーナと開発し、販売しています。

ごはんソムリエ監修 極 冷凍ごはん容器

興味がある人は『くりや』のウェブサイトでご覧ください。

くりや


[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]


出典

くりや(取材協力)/くりや ブログ

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