「どうやって投げてるの?」 中日23歳の泥だらけ“神守備”に衝撃「もはやマジック」

中日・田中幹也【写真:小池義弘】

中日・田中が中前に抜けそうな当たりを超好守でアウトにした

■中日 4ー2 阪神(14日・豊橋)

中日の田中幹也内野手が見せた“神守備”に衝撃が広がっている。中前に抜けようかという当たりに飛びつき、グルンと転がりながら正確な二塁トス。アウトを奪ったスーパープレーは「これどうやって投げてるの?」「何回見ても意味不明なんだけど」「もはやマジック」と大反響だ。

1-0の5回2死一塁だった。中野の打球は痛烈なピッチャー返しとなり、二遊間を抜けるかに思われた。しかし二塁手の田中が軽快すぎる身のこなしでストップ。それだけではなく、ユニホームを泥だらけにしながら正確な送球で二塁アウトにした。仮に抜けていれば流れが変わりかねない中でのビッグプレーとなった。

2022年ドラフト6位で入団も、ルーキーイヤーはオープン戦で右肩を脱臼した影響もあり2軍で8試合出場にとどまった。2年目の今季1軍デビューすると、高い守備力で存在感を放つ。セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、守備全般の貢献度を表す「UZR」は、二塁手で12球団2位の「3.1」を誇り、広島の菊池涼介内野手を上回っている。

23歳の好守を「DAZN」公式X(旧ツイッター)が公開すると「見たことない投げ方! これはヤバイな」「いや凄すぎて脳バグる。どっからボール投げた?」「こんなのできる選手みたことない」「どんなボディバランスしてるのよ」「スーパー忍者プレー」「これはやばいだろ」と絶賛のコメントが並んだ。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。

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