日本車の崩壊は近い?中国市場シェアが過去10年で最低に、中国人の関心急低下―中国メディア

中国メディアの快科技は14日、「日系車の崩壊は近い?中国市場シェアが過去10年で最低に、中国人の関心急低下」とする記事を掲載した。写真は上海。

中国メディアの快科技は14日、「日系車の崩壊は近い?中国市場シェアが過去10年で最低に、中国人の関心急低下」とする記事を掲載した。

記事はまず、「業界の統計機関によると、4月の日系乗用車の中国市場シェアが15.2%にまで落ち込み、2013年以降で最低水準となった一方、中国本土ブランドのシェアは拡大し、70%に迫ろうとしている」と伝えた。

そして、「業界アナリストらは、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などの新エネルギー車分野における日系メーカーの遅れが市場シェア低下の要因だとみており、中国の自動車市場が新エネルギー分野に移行する中、日系メーカーが依存する内燃機関車やハイブリッド車(HV)は市場での誘引力を失いつつある」と伝えた。

記事は「日系メーカーもEVを投入しているものの、中国ブランドとの激しい競争の中で、市場でのパフォーマンスは思うようになっていない」とし、「インテリジェントドライブやインテリジェントコックピットなどにおける戦略も中国の消費者の好みを正確に把握できていない」「公式統計によると、価格競争は中国メーカーの収益に影響を与えていないが、日系メーカーはむしろ逆に人員削減や工場閉鎖をしている。日本の専門家からは、日系メーカーが大規模な撤退に直面するのではないかとの懸念も出始めている」などと伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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