三和郵便局長に署長感謝状 ニセ電話詐欺防止で大浦署 長崎

ニセ電話詐欺被害を未然に防いだ三和郵便局の森岡局長(右)=大浦署

 ニセ電話詐欺被害を未然に防いだとして、長崎県の大浦署の一瀬永充署長は14日、三和郵便局の森岡勇志局長に署長感謝状を贈った。
 森岡局長は4月19日の窓口業務が終了した午後5時20分ごろ、防犯カメラで、同局のATMコーナーにいた60代女性を確認。携帯電話で話しながら機械を操作するなど様子がおかしかったため「お手伝いしましょうか」と声をかけた。
 女性が電話の相手を「市役所職員」、ATMを操作した目的を「医療費に関する還付金を受け取るため」と話したことや、ATM画面が約50万円を送金する直前だったことから、森岡局長はニセ電話詐欺の可能性があると判断。女性を説得し、同署に通報した。
 森岡局長は「今後も地域密着で、利用客とコミュニケーションを取るなどつながりを大切にしながら詐欺被害の未然防止に努めたい」と話した。

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