剣川木彫の伝承者、無形文化遺産の技を披露 中国貴州省

剣川木彫の伝承者、無形文化遺産の技を披露 中国貴州省

 【新華社貴陽5月15日】中国貴州省貴陽市で8~10日、第2回全国郷村振興職業技能コンテストが開かれ、政府の「郷村工匠名師」認定を受けた職人415人が全国29省・自治区・直轄市から集まり、会場で卓越した技能を披露した。

 「郷村工匠名師」作品展示エリアでは、雲南省大理ペー族自治州剣川県に伝わる「剣川木彫」の国家級無形文化遺産伝承者、段四興(だん・しこう)さん(51)が、多くの同業者やメディアが注目する中、作品を仕上げた。同県で代々木彫りを手がける家に生まれた段さんは、幼い頃から技法を学び、現在は各地を回って剣川木彫の普及やPRに努めている。

 剣川県は「木工職人のふるさと」として知られる。地元のペー族の職人は人物、花鳥、山水や竜、鳳凰などのめでたい図案の彫刻を得意とし、その技法は現在まで千年以上にわたり受け継がれている。(記者/崔暁強、徐思遠)

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