南東側で特に注意が必要な上空寒気の低気圧

きょう15日は、日本の東の高気圧の張り出しによって全国的に晴れる所が多いものの、西日本から東日本の太平洋側で次第に雲が多くなり、所によってにわか雨がある見込みです。
あす16日は、日本海西部の上空に強い寒気を伴った低気圧が東進する見込みです。この低気圧は、普通の低気圧と違って前線を伴っておらず、動きが遅いのが特徴です。そして、低気圧南東側では、下層で低気圧に向って暖かい空気が流入するため、特に大気が不安定になります。低気圧南東側に入る西日本から東日本では積乱雲が発達しやすくなりますので、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に、降ひょうに注意してください。

気象予報士・饒村 曜

画像について:15日午後9時の予想天気図。

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