ヤクルトのドラ2ルーキー・松本健吾がプロ初登板 今季3勝負けなしの広島・森下暢仁に挑む

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ファームで防御率0.47の好成績

富山・松山・豊橋・那覇と6試合中4試合が地方開催となった14日のプロ野球。明けて15日は中日が本拠地・バンテリンドームに戻るものの、ヤクルト-広島戦とオリックス-ロッテ戦は前日に続いて松山と那覇で行われ、巨人-DeNA戦は福井に舞台を移して行われる。

なかでも注目は松山のヤクルト-広島の一戦。ヤクルトのドラフト2位ルーキー・松本健吾がプロ初登板・初先発に挑む。

東海大菅生高から亜細亜大、社会人のトヨタ自動車を経て昨秋ドラフト2位で指名を受けた右腕。投げっぷりの良さとコントロールが持ち味で、ファームでは4試合・19回を投げて3勝負けなし、防御率0.47という圧巻のパフォーマンスを見せている。 オープン戦では2試合・4イニングを投げて9失点(自責は7)、防御率15.75とプロの洗礼を浴びたが、そんな悔しさもバネにして掴んだ待望の一軍登板。ルーキーのピッチングに注目が集まる。

3連勝中の好調右腕

一方の広島は森下暢仁が先発。こちらは今季4試合の登板で3勝負けなし、防御率1.37と好調。4連勝を目指してマウンドに登る。

前回登板は5月4日・DeNA戦。7回・87球、被安打2、3奪三振で1失点(自責は0)という投球内容もさることながら、打っても3打数3安打の大暴れ。

しかも0-1で迎えた7回裏は一死走者なしの場面で打席に入り、反撃の口火を切る安打に思わずガッツポーズ。そこから打線がつながり、野間峻祥の内野ゴロの間に同点のホームを陥れると、代打の松山竜平が値千金の勝ち越し3ラン。自ら劇的勝利を手繰り寄せた。

あれから少し間隔を空けての登板となるが、今回も投打の躍動が見られるか。投球はもちろんのこと、打席からも目が離せない。

【セ・リーグ】
巨人・堀田賢慎-DeNA・石田健大(福井)
中日・小笠原慎之介-阪神・大竹耕太郎(バンテリンドーム)

【パ・リーグ】
日本ハム・北山亘基-西武・隅田知一郎(エスコンF)
楽天・荘司康誠-ソフトバンク・石川柊太(楽天モバイル)
オリックス・カスティーヨ-ロッテ・種市篤暉(那覇)



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