タイ国際モーターエキスポで、上海汽車集団傘下のブランド、名爵（MG）の車を見学する来場者。（資料写真、バンコク＝新華社記者/王騰）
【新華社上海5月15日】中国自動車大手の上海汽車集団がこのほど発表した4月の完成車販売台数は36万台で、引き続き業界トップを維持した。自主ブランドの販売台数は21万6千台で全体の約60.0％を占め、新エネルギー車（NEV）は9.3％増の7万5千台、海外販売台数は2.7％増の9万2千台で業界を引き続きリードした。
新エネ車の1～4月の販売台数は前年同期比35.4％増の28万5千台で、中国自動車メーカーで2位となった。うち電子商取引（EC）大手のアリババと共同で設立した電気自動車（EV）メーカー、智己汽車科技の4月の販売台数は49.3％増加した。今月13日に発売、納車を開始した純電動SUV（スポーツタイプ多目的車）「智己LS6」の受注台数は2万1千台に上った。高級車ブランド「栄威（Roewe）」が展開するプラグインハイブリッド（PEV）セダン「栄威D7 DMH」の販売台数が4カ月連続でPHV中型車部門で2位となったほか、世界初のEVロードスター「MG Cyberster（サイバースター）」の販売台数は5カ月連続でスポーツカー部門トップ3に入った。独フォルクスワーゲン（VW）との合弁会社の上汽大衆汽車（上汽VW）の新エネ車販売台数は56.0％増えて1万台を突破し、米ゼネラル・モーターズ（GM）との合弁会社の上汽通用汽車（上汽GM）は93.1％増の9千台近くとなった。米ゼネラル・モーターズ（GM）や広西汽車集団との合弁会社、上汽通用五菱汽車は65.9％増加し4万台を超えた。
海外市場では、4月の販売台数が2.7％増の9万2千台となり、引き続き中国勢で首位をキープした。うち傘下ブランド「名爵（MG）」は欧州市場で好調な売れ行きを維持し、1～4月の販売台数は6万台を超えたほか、独高級車メーカーのポルシェから引き継ぐ形で、イギリスのグッドウッドで7月11～14日の3日間開催されるモータースポーツイベント「グッドウッドフェスティバル・オブ・スピード」のメインスポンサーにも就任した。
